長野俊英高校 通信制校舎・屋内練習場
DATA
- 所在地
- 長野市篠ノ井
- 用途
- 高校校舎
- 構造・規模
- 鉄骨造2階建て
- 延床面積
- 664.73㎡(校舎棟) 644.00㎡(屋内練習場)
- 竣工年月日
- 23年2月
長野俊英高校で新しく通信制校舎は22年4 月に開校、屋内練習場は23年2 月に竣工となりました。
本計画は、狭隘敷地に2棟を計画しました。
校舎棟は採光を確保しなければならないため、南に面した配置となりました。1階は職員室や事務室、準備室など、2階が教室となります。
教室は可動壁で細かく仕切って少人数の授業ができ、また全ての可動壁を開くと大きな空間にも出来る設計です。軽量鉄骨と金属サイディングの壁、折版屋根で安価に仕上げました。安価ながら金属サイディングの張り分けでスタイリッシュな外観となっています。
教室内は木の風合いのある床シート張りで落ち着いた雰囲気を持たせました。
屋内練習場は通信制の生徒のための運動場と放課後は運動部も練習できる設備が整っています。これまで遠方に練習に行っていた弓道部、甲子園出場を目指す野球部が同時に
使えるスペースを作りました。
屋内練習場の屋根は隣地住宅に配慮し、北側が低く冬場の日照を確保しています。
また、練習音の近隣騒音対策として 外壁に高速道路などで防音材として使われるセメント系の材料や隣地に面し開口部を少なくする等の配慮をしています。竣工時に騒音測定も行い、生活騒音から逸脱しないレベルを確認しています。