飯田養護学校 教室棟

県内の特別支援学校に通う児童数が年々増加の傾向にあり将来も見越して長野県喬木村にある県立の飯田養護学校に新校舎を増築するものです。

9教室と付随するトイレ等のスペースを作るというものでしたが、設計段階から関係者と協議を重ね配置計画の面からも完全歩車道分離を実現する為に正門位置を移動しました。

アプローチがずれてそれまでの正面とも言うべき昇降口が新校舎によって隠れてしまうので新校舎がそれに代わるシンボルとなるよう無駄を省いたスッキリした形状の中にモダンの要素を散りばめたスタイリッシュなツートンカラーのデザインとしました。

内部に関しては極力多色にならないよう材料の色味を考えて、壁は無彩色を基調として床と天井に色のある材料を使う事としました。ロビーや廊下の天井には信州産カラマツをふんだんに使用しています。

建物の断熱性能を上げ低電力の機器を設置する事でZEB Readyという認定を所得しています。