児童養護施設　森の家はらとうげ

本建物は上田市街地からほどよい距離にある原峠に至る山中に立地し、「自然の中から自然に子供を育てる」理念から自然学習を重視した療育を行っている児童養護施設です。建物は鉄筋コンクリート造の既存部分が耐震診断の結果、基準を満たしていたので施設の記憶を残す意味でも改修し利用する事にして皆が集まる平屋のホール棟と2階建ての居住棟を新築し３棟が密接に繋がる計画としました。

子供たちが明るく快適に暮らせるよう、そして少しでも自分が住んでいる所を自慢できればとの思いから山の上に佇むコンドミニアムを醸し出す雰囲気となるよう全体を開放感のあるようにまとめました。